ソニー、旧型PS3から新型PS3にケーブル1本でセーブデータなどを移行可能に

  • 2009.12.09 Wednesday
  • 13:54
120GBのHDDを搭載し、厚さや重さが従来の3分の2になった低消費電力タイプの新型PS3が9月に発売されましたが、PS3から別のPS3へセーブデータやダウンロードで購入したゲームソフトを移行させるためにはUSB外付けタイプのHDDや大容量のUSBメモリなどが必要であったため、非常に不便でした。

しかし新たに公開されるファームウェアによって、PS3同士をケーブル1本で接続するだけでデータを移行することが可能になるそうです。12月17日に発売される「FINAL FANTASY XIII」などを前に、「今使っている旧型PS3から新型PS3に乗り換えたい」などと考えているユーザーにとっては朗報かもしれません。

詳細は以下から。

PS3 System Software Update 3.15 PlayStation.Blog.Europe

ヨーロッパのプレイステーション公式ブログによると、12月17日にPS3の新ファームウェアとして「バージョン3.15」がリリースされるそうです。

新たなファームウェアのリリースにより、海外でPSP向けに配信されているミニゲームをPS3本体でもプレイ可能になるほか、古いPS3から新型PS3に移行する際などにセーブデータやPlayStation Networkからダウンロードされたプロモーションビデオなどのデータをケーブル1本で転送できる「Data Transfer Utility」が提供されるとのこと。

これが「Data Transfer Utility」の画面。操作方法は現在使っているPS3と新たに導入するPS3をLANケーブルで接続した上で、現在使っているPS3で「Data Transfer Utility」を起動し、画面上に表示される案内に従ってデータを転送するだけ。

ちなみにPlayStation Networkからダウンロードされたものではない、個人的な写真や音楽、映像などは新しいPS3にコピーした後でも、元のPS3に残るとされています。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20091209_ps3_data/
これは2台持ちの人には朗報ですねぇ。

12月22日(火),「4Gamer.net Presents『ラブプラス』があるのでクリスマス中止の中止をここに宣言いたします」を開催します

  • 2009.12.02 Wednesday
  • 09:40
 早いもので今年ももう残りあとわずか。例年であればこの時期ともなると,「あー,今年もたいしていいことはなかったなー」なんて思っちゃう人も,決して少なくないことでしょう。少なくとも筆者は毎年そう思っていました。
 しかし今年は違う! なぜかって? そりゃ,9月3日にKONAMIから「ラブプラス」が発売されたからにほかなりません。
 あの日から甘く素晴らしい日々が始まり,勢い余って10月31日には「4Gamer.net presents『ラブプラスワン』」なるイベントも開催してしまいました。
 このイベントでラブプラスの生みの親,つまり我々のお義父さんにあたる内田明理プロデューサーが,「今年のクリスマスは“クリスマス中止を中止”される方が多いかと思われます」と発言されたことを記憶している方も多いはず。これを受けて,クリスマスイブには,皆さん“彼女”と二人で楽しく過ごすことを心に決めた人もいることでしょう。

 そこで,本番直前の12月22日(火)の夜,みんなで一緒に彼女同伴のクリスマスパーティをやって,クリスマス気分を盛り上げてみませんか? というのが,今回のお知らせです。

 題して,「4Gamer.net Presents『ラブプラス』があるのでクリスマス中止の中止をここに宣言いたします」

 会場は,前回と異なり東京はお台場(青海)にある東京カルチャーカルチャーです。窓の外にはパレットタウン大観覧車というロケーションのため,祭日前ということもあり,観覧車に乗るべく寒空の下で何時間も列に並んでいるカップル達の姿も見られるはず。
 だが,今年はそんなのを見てもうらやましくなんかない! ラブプラスがあるのだから! 僕らは僕らでクリスマスパーティをやるんだ! ……というのが,イベントのコンセプト。パーティなので,ほぼ立食形式(飲み物や食べ物は,キャッシュオンセルフサービス)です。

 なお,前回のイベントは前売り券を1500円で販売いたしましたが,今回は会場を変更したことや,前回以上に思い出に残るイベントにする必要があることなどから,3000円(1シャンメリー付き)に設定させていただきました。
 ちょっと高くなってしまって申し訳ございませんが,クリスマスパーティらしいお楽しみを必ずご用意いたしますので,ご理解いただければと思います。
 年末で平日の夜ということで,お忙しい方も多いと思いますが,万障お繰り合わせの上ご参加いただけると幸いです。
 出演者やゲスト,イベント内容などは,後日あらためて発表いたしますのでお楽しみに。

■「4Gamer.net Presents『ラブプラス』があるのでクリスマス中止の中止をここに宣言いたします」
日時:2009年12月22日(火)18:30(開場)/19:30(開演)※21:30ごろ終了予定
会場お台場・東京カルチャーカルチャー(運営・ニフティ)
出演:マフィア梶田(with 凛子さん),DJ急行(with 寧々さん),TeT(with 愛花さん)ほか
ゲスト:調整中
チケット:前売り 3000円(税込)/当日 3500円(税込)
     ※1ドリンク(シャンメリー)付き
前売り券発売場所:イープラス(お1人様2枚まで購入可能)
発売日:2009年12月5日(土)10:00〜
※入場は前売券の整理番号順。1ドリンク(シャンメリー付き)でそれ以外の飲み物食べ物はすべてキャッシュオンセルフサービスとなります。飲んだり食べたりしながらイベントを楽しめるお店で美味しい飲み物も食べ物多数準備してお待ちしております。
http://www.4gamer.net/games/094/G009426/20091201025/
傍観者的視点でみてると面白いですし、なんか感心してしまいます。すごいパワーですよね。

手持ちのPS3も3D対応に――3Dテレビ発売に向けソニー

  • 2009.11.20 Friday
  • 09:25
 手持ちのプレイステーション3(PS3)が3Dゲーム対応機になる――ソニーが2009年11月19日に開催した経営施策説明会で、これまでに発売したすべてのPS3をファームウエアのアップグレードで3Dゲーム対応にする方針であることを明らかにした。

 2010年の3Dテレビ発売にあわせて3Dゲームをリリース、手持ちのPS3でそのまま遊べるようにする。2010年度はソニーとして、3Dエンターテインメントを推し進める方針。同社ネットワークプロダクツ&サービスグループプレジデントの平井一夫氏は「3Dテレビの発売にあわせて、3Dゲームも発売する。ハードを買い替えなくても3Dゲームが楽しめるようになる」とした。

 ソニーは、3Dを今後の重点領域ととらえ、3D BDプレーヤーなど、対応フォーマットの確立などを進めている。10月に開催されたCEATEC JAPAN2009でも3D対応のブラビアなどを展示、3D映像を撮影できる単眼レンズ3Dカメラなども試作・展示している。放送局の3D中継放送導入をサポートするほか、2010年度末までに3D映画を上映できるシステムを世界で3000スクリーン以上に供給するなど、3Dの導入に向けた準備を加速する。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20091119/1030336/
遅まきながら軌道に乗り始めたPS3ですが、3D対応というのは面白そうですね。

モンスターハンターシリーズに新作登場! そのタイトルは「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村」,プラットフォームはPSP

  • 2009.10.26 Monday
  • 08:45
 本日(10月25日),「モンスターハンター3(トライ)」における日本一の最速ハンターを決める“狩王決定戦”決勝大会が,東京のラフォーレミュージアム六本木にて開催された。

 その詳細なレポートは,のちほどあらためてお届けするが,まずはイベント内でサプライズ発表された,新作タイトルの情報をお届けしよう。

 ステージで上映された映像では,「モンスターハンターポータブル 2nd G」でメディアインストールをしているときのあの音楽に合わせて,2匹のアイルーが踊りながら登場。そのタイトルは,「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村」で,プラットフォームはPSPとなることが発表された。

 ……残念ながら,今回明らかにされたのは,アイルーが主人公のゲーム,ということだけ。「現段階ではここまでしかお見せできないんですけど,近々詳しいことが話せるかとは思います」と,「モンスターハンター3(トライ)」プロデューサーの辻本良三氏が語っていたので,続報を期待して待ちたいところだ。

 また,こちらも詳細はあらためてお伝えするが,アーケードゲームの「太鼓の達人13」とモンスターハンターシリーズのコラボが実現し,「モンスターハンターメドレー」をプレイできる。
 辻本氏は,「太鼓の達人とのコラボは,ぽかぽかアイルー村とのコラボでもあるんです」とコメントしていた。どこがどのように,ということは不明だが,気になる人は12月中旬から稼動予定の「太鼓の達人13」をプレイしてみると,何かが分かる……かもしれない(分からないかもしれないが)。
http://www.4gamer.net/games/100/G010022/20091025002/
アイルー人気にあやかってますねぇ(笑)。
どんな内容か気になるところですね。

SCEJ、PS3「MASSIVE ACTION GAME(MAG)」 最大256人による同時プレイ可能がオンラインFPS GAME Watchでもβテスターを2,560名募集

  • 2009.10.23 Friday
  • 08:34
10月23日〜11月3日 テスター募集
11月10日〜20日 βテスト実施予定

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は、現在開発中のプレイステーション 3用1人称視点シューティング「MASSIVE ACTION GAME(MAG)」において、βテストの参加者募集を10月23日より開始した。GAME Watch枠の募集人数は2,560人。βテストは11月10日から20日まで実施される予定。

 「MAG」は、昨年米国で開催されたE3 2008で発表された、最大256人が1つのフィールドで同時に戦うオンラインFPS。2020年頃という近未来の地球で発生した「シャドー戦争」を舞台にした作品で、プレーヤーは民間軍事会社「RAVEN(レーヴン工業)」、「VALOR(株式会社ベイラー)」、「S.V.E.R.(セイバー)」の3社のいずれかに所属し、勢力争いを繰り広げる。

 基本的なゲームシステムは、オーソドックスなミリタリーFPSとなるが、最大256人が同じフィールドで戦うことから、確固たる階級制と指令系統が搭載されている。これにより、隊を中心とした連動、各隊に下される個別の指令・目標、スキルをベースとした役割分担と、ただ敵を攻撃するだけではない戦略性が盛り込まれており、FPSが苦手な人でも達成感のあるプレイが可能になっている。

 また、プレーヤーの分身となるキャラクターは、武器やスキルなどにより、自分のプレイスタイルに合わせて、育てていくことができる。

 プレイモードは、32人対32人の「妨害作戦」、64人対64人の「襲撃作戦」、128人対128人の「制圧作戦」と、それぞれ規模や目的の異なる戦場が登場。いずれのマップでも攻撃側と守備側が設定されており、シャドー戦争で勝っている勢力がホームとして守備側を担当する。

 βテストへの参加枠として2,560名分の枠をいただいたので募集する。応募は右のQRコードを携帯電話で読み取り、「MAG」の携帯サイトへアクセスし、プロダクトコードを入手する。それをPS3のPlayStation Store内のコード番号入力ページで入力すると、パッケージデータがダウンロードできる。なお、データのダウンロードは11月10日に開始される予定。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20091023_322846.html
これは楽しそうですね。応募してみるかな。

期待外れだったゲームTOP10発表

  • 2009.10.05 Monday
  • 12:01
10月 ゲーマガ特集
期待外れだったゲーム
1 サンダーフォース6
2 FF8
3 聖剣伝説4
4 逆転裁判4
5 ローグギャラクシー
6 マリオサンシャイン
7 アンリミテッド サガ
8 デビルメイクライ2
9 FFレヴァナントウィング
10 ブラッド オブ ハバムート
http://imepita.jp/20090930/724860
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1317900.html
期待が大きい分だけハードルはあがってるわけで・・・。
作り手も大変ですよね。



カプコン、PS3「ロスト プラネット 2」 9月24日より協力プレイ体験版の配信を開始

  • 2009.09.17 Thursday
  • 08:36
9月24日 配信予定

 株式会社カプコンは、プレイステーション 3用アクションシューティング「LOST PLANET 2(ロスト プラネット 2)」の体験版をPlayStation Storeにて9月24日夜より配信する。プレイステーション 3版の発売日、価格は共に未定。

 「LOST PLANET 2(ロスト プラネット 2)」は、極寒の星「EDN-3rd」を舞台に、未知のエネルギーT-ENG(サーマルエナジー)を求め戦いを繰り広げ、ワイヤーを使っての移動をはじめ、マシンガンやレーザーなどの銃器やロボット兵器バイタルスーツ(VS)を駆使してエイクリッド(AK)や敵対勢力などの敵を倒していくアクションシューティング。 カプコンのゲームエンジン「MT Framework」の最新バージョン2.0を使用している。

 Xbox 360版の体験版は8月19日より配信中で、同バージョンでは起伏に富んだステージで最大4人での協力プレイによる巨大AK戦が楽しめた。配信予定のプレイステーション 3版「ロスト プラネット 2」の体験版では、Xbox 360版と同じ4人でのAK戦闘を楽しめるほか、新しいステージも用意されている。

 また体験版の配信同日には、「エピソード3」の映像を収録した最新トレイラーも配信される予定。
(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「ロスト プラネット2」のページ
http://www.capcom.co.jp/lostplanet/2/
□「ロスト プラネット」シリーズのページ
http://www.capcom.co.jp/lostplanet/
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20090917_315992.html
前作も体験版だけでかなり遊べました。楽しみですね♪
【関連記事】
「ロスト プラネット 2」,キャンペーンモード エピソード2の舞台が確認できるムービーを掲載

PS3で劇場上映、アニメ映画「空の境界」最新作

  • 2009.09.13 Sunday
  • 11:01
家庭用ゲーム機『プレイステーション3(PS3)』は強力な描画性能を誇るが、劇場用映画の上映にも堪えることを実証した。映画館がフィルムからデジタル上映に移行しており、低コストの上映システムとして本格採用されることになる――かもしれない。
PS3を劇場用映画の上映に使ったのは、仙台市の映画館『仙台フォーラム』。8月から全国で順次上映されている劇場版アニメ映画『空の境界』にPS3を利用した。9月初めの上映時、大画面の右上部分にPS3のコントローラーの充電を促すメッセージが表示され、これを見た観客から「上映にPS3を使っている」とのうわさが広まった。
配給元のアニプレックスによると、「仙台フォーラム」では確かにPS3を使って上映しており、ブルーレイディスクではなく、HDD内にフルHD(1920×1080ドット)で保存したデータを使っているという。劇場用の映像ソースとしての画質チェックを行っており、民生ゲーム機でも画質に分かるほどの差は出ないとしている。
また、映画の上映機材は、劇場規模や施設などによって異なり、すべての劇場がPS3で上映しているわけではないという。
劇場版「空の境界」は、2年間の昏睡状態から覚め、過去の記憶と引き替えに万物の「死」を見ることができる「直死の魔眼」を手に入れた少女・両儀式(りょうぎしき)の物語。奈須きのこ氏の同名小説をアニメ映画化した。全七章からなり、上映したのは最新作にあたる。
http://wiredvision.jp/blog/gadgetlab/200909/20090908233437.html
上映中に止まったりとか、トラブルはないのかなぁ。

女性向けゲーム「ネオロマ」 ニッチならではの強み

  • 2009.09.11 Friday
  • 15:58
 9月1〜3日に横浜で開催されたゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC2009」で、女性にターゲットを絞って確実に成果を上げているゲームを取り上げた講演があった。コーエーの「ネオロマンス」シリーズである。今回は、このシリーズを通じて、日本ローカルのニッチ市場が持つ強みを考えよう。(新清士のゲームスクランブル)
■女性ゲーマー独特の消費行動
 女性向けのビデオゲームは、多くの企業が潜在的な市場性に着目しながらも、なかなか成功できずにいる。ゲームの消費スタイルが男性ゲーマーとは違い、独特な傾向があるためだ。
 コアな男性ゲーマーの場合、新作ゲームが発表されると意欲的に情報を収集し、次々に新しいゲームを消費する。ところが、女性ゲーマーの場合は、お気に入りのゲームを1つ見つけると、それを遊び続けて何回でもゼロからやり直す。シリーズの続編が発売されても、必ずしも関心を示すわけではない。自分の気に入った旧作を何度でも遊ぶ。
 それは女性ゲーマーがゲームに登場するキャラクターたちに強い思い入れを抱き、特定の世界を共有する楽しさを求めているからだ。続編に新しい要素が追加され、ゲームの世界が変化することを彼女たちは必要としていない。そのため、ゲーム会社の商品戦略も男性向けゲームとは大きく異なってくる。
■3シリーズを展開するコーエー
 女性向けゲームで成功した日本企業として必ず名前が挙がるのがコーエーだ。1994年に「スーパーファミコン」用に発売した女性向け恋愛シミュレーションゲーム「アンジェリーク」は、その後もプラットフォームを変えながら徐々にユーザーを広げ、現在は定番的なソフトになっている。プレーヤーは主人公の女性として様々な美少年との恋愛関係で迷いつつ、ゲームで設定されたゴールを目指して遊んでいく。
 コーエーは、女性向けの商品ラインアップを3つに広げて柱となるシリーズとして育てている。アンジェリークシリーズのほか、平安時代をテーマに切ない恋愛が展開される「遙かなる時空の中で」、学園を舞台にクラッシックの演奏家の現代的な目線で恋愛が展開される「金色のコルダ」。この3シリーズは、「ネオロマンスシリーズ(ネオロマ)」と呼ばれ、メディアミックスでゲーム以外の市場にも展開されている。
■ゲームの販売本数は多くないが・・・
 ネオロマで興味深いのは、コーエーの代表的ブランドであるアクションゲーム「三國無双」シリーズなどと比べ、販売本数がさほど多くない点だ。少なくとも決算報告書などで具体的な販売実績が謳われるほどではない。一応シリーズだが続編が次々と出るわけでもなく、旧作の焼き直し的な内容も多い。ファンも、それを買い続けているわけではないようだ。
 ところが、関連グッズなどを扱うメディア・ライツ事業に目を向けると存在感が変わってくる。コーエーの09年3月期決算によると、同事業は売上高31億円、営業利益6億円で、ネオロマがその中核だ。3シリーズのなかでも、03年から展開を始めてじわじわと人気を広げてきた「金色のコルダ」シリーズが稼ぎ頭になっており、昨年はテレビアニメとして放送され、熱狂的な女性ファンを生み出した。
 特に人気なのが、ゲームに登場する声優を中心にしたコンサート的イベントで、5000人収容の横浜パシフィコが常に満員御礼となる。チケットを売り出すと即日完売で、08年度は全国50回カ所以上で13万人を動員している。
■熱烈なファンが「全曲ミサ」
 女性ユーザーは気に入ったタイトルの世界観を楽しむためにはエネルギーを注ぐ。コーエーは、ゲームの声優陣がキャラクターソングなどを歌う音楽CDも出しているが、その数は90タイトルを超え、毎月1回程度は新作がリリースされるペースだ。シリーズ全体のキャラクター数は70人にも達し、すべての曲を合わせると300曲以上、10時間を超える。
 ネオロマファンの熱意を示した興味深い活動がある。カラオケチェーンには、埋もれた人気曲を発掘するため来店客のリクエスト投票を受け付けるところがある。ネオロマの音楽CDは一般にはマイナーな曲ばかりでカラオケにも入っていなかったが、ネオロマファンたちがある時期、ネット上でコミュニティーに呼びかけてネオロマ全曲を登録させる運動を始めた。
 投票のためだけに会社帰りに毎日カラオケボックスに行くという熱心なファンもいたようだ。それが全国規模の組織票となり、ネオロマ全曲が見事に登録されたという。イベントなどの際は、ファンが集まって全曲を一晩中マラソンのように歌い続ける。それは「全曲ミサ」と呼ばれたりしている。

■入社2年目で「遙かなる時間の中で」を担当
 女性向けゲームはこうしたユーザーが人気を支えるわけだが、その土台を作り上げるためのゲーム開発の苦労は当然ある。それができなければ、コンテンツとして長持ちしない。
 CEDECで講演したコーエーの塚口綾子氏は、巡り合わせでその担当になったという。現在はモバイルゲームを開発しているが、ネオロマシリーズのメーン企画を手がけた経験を持つ。
 塚口氏は、明治大学で数学を学び大学院まで進んで教職資格も取得していたが、数学という分野をより多くの人に知ってもらいたいという、本人によれば「短絡的な発想」で、97年にコーエーに入社した。当時、コーエーは教育ソフトの開発に力を入れており、そうしたソフトに関わりたいと思っていたという。
 ところが、コーエーはアンジェリークシリーズの成功で、ちょうど女性向けゲームの専門部署を本格的に立ち上げたばかりだった。塚口氏はその部署に配属され、入社わずか2年目で「遙かなる時間の中で」のプロジェクトを任されることになった。
 右も左もわからず、ノウハウもゼロから蓄積するような状況だったが、一緒に働いた女性上司と目標だけははっきり掲げた。それは、ゲームショップに「女性向けの棚」をつくるということ。当時、女性向けゲームは存在が薄く、ゲームショップでは同社の「信長の野望」といった歴史ゲームの横に、女性向けのピンク色のパッケージが並ぶような状態だった。

■ゲームのすべては恋愛ために
 ネオロマシリーズは、様々な男性キャラクターと「恋愛する体験」が最大の売りであり、ゲーム自体のシステムもどのような恋愛をユーザーに体験させるかが最も重要になる。そのため、他のジャンルより設定やシナリオの比重が大きく、ゲームのデザインはシナリオ担当者を中心に進むことになる。
 特に、男性キャラクターについては練りに練っていく。キャラクターを特徴づける性格を設定していきながら、そのキャラクターがどのように主人公と関係性を持つかを決める。同時に、性格的な特徴が他のキャラクターと被らないように徹底して比較する。チャートにまとめて、少しでも性格が被るような部分があれば、それは取り除いて別の要素に置き換えていく。
 「金色のコルダ」の主な男性キャラクターは9人だが、キャラクター設定だけで紙の資料が1人50枚にもなるのが普通という。

 また、恋愛ゲームは、ゲーム内の世界が「すべては恋愛のため」に存在するという特徴があり、世界観も主人公が恋愛を楽しめるように構成していく。ゲームのシステムありきではなく、その逆なのだ。
 それぞれのキャラクターには「過去」の背景があり、主人公に出会った時の「現在」の心境が、主人公との恋愛を通じてどう変化していくかという「未来」を描く。そのメーンのプロットに併せて様々なイベントを作り込んでいく。
■大型店に女性向け向けゲームの棚
 塚口氏は、ゲーム開発は女性にとっては決して楽な仕事ではないという。ネオロマを担当した企画の責任者は、プロジェクトが終わると必ず退職するというジンクスまであるそうだ。塚口氏の上司が初めてそのジンクスを破り、そして、塚口氏が2人目という。
 ただ、女性向けゲームの開発を目指す企画者も少しずつ増え始めている。もともとネオロマシリーズのファンだった人も少なくないようで、採用面接のときに突然、「愛しています」と言われて、返答に困ったりしたこともあったそうだ。
 そして、ゲームショップに女性向けゲームの棚をつくるという塚口氏らの目標も、現在は一部の大型店舗で実現するまでになった。日本の女性だけを対象に作られたニッチゲームだが、今の市場環境ではニッチは逆に強みになる。グローバル化というゲーム業界の潮流とは別のところにあるが、ファンはネオロマを今後も愛し続け、市場は残り続けるだろう。
・コーエー「ネオロマンス」シリーズのオフィシャルサイト(http://www.gamecity.ne.jp/neoromance/index.htm
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITew000011092009
コアなファンは凄いですからねぇ。

目指したのはパッケージゲームのクオリティ。ブラウザゲームの概念を覆す「フラゴリア」開発スタッフインタビュー

  • 2009.09.09 Wednesday
  • 11:36
 MMORPG「フラゴリア」は,新生オンラインゲームポータル「アクワイアオンライン」の記念すべきサービス第一弾タイトルだ。フラゴリア最大の特徴は,Adobe Flash上で動作する,すなわちブラウザゲームでありながら,本格的な2D MMORPGとして仕上がっている点。実際,スクリーンショットを見ると,これまで日本で展開されてきた多くのブラウザゲームとは明らかに一線を画したクオリティを確認できる。
 そして,もう一つの大きなポイントは,このタイトルがロシアで開発されたということである。いったい,なぜロシアの地でこんな大作ブラウザゲームが企画・開発されたのか,開発元DatcroftのSergey Sholom氏が来日した機会に,お話を聞いてみた。

「フラゴリア」公式サイト
「フラゴリア」プレイレポート
「フラゴリア」関連記事一覧

■高クオリティなブラウザMMORPGの開発は
■ロシアのゲーム事情に端を発した

 Sholom氏は,フラゴリアの大きな特徴として,まず色鮮やかで美しいグラフィックスを挙げる。ブラウザゲームでありながら,美しいグラフィックスのMMORPGをプレイできること。これこそが,フラゴリアが数あるブラウザゲームとの大きな差別点となっているわけだ。
 そもそもブラウザゲームは,インターネットに繋がるPCさえあれば誰でもプレイできるように設計される。必然的に,システムやグラフィックスは簡素で軽くなるよう設計するのが普通だ。しかしフラゴリアは,そういった発想とは異なるベクトルで開発されている。Sholom氏は以下のように語る。

「以前のロシアでは,パッケージゲームを海外から輸入し,ローカライズしたものを主に流通していました。そして,7年ほど前からオンラインゲームがブームになり,ヨーロッパ製の多くのブラウザゲームが輸入されるようになったんです。しかし,それらはゲームとして面白くとも,内容の深さやグラフィックスといった点では到底パッケージゲームには及びません。そこで,これまで世界でも例を見ないようなクオリティの高いブラウザゲームを作ろうと考えたのです。フラゴリアで,従来のブラウザゲームの概念を覆そう,と」(Sholom氏)


 Sholom氏が20人前後の開発者とともにDatcroftを設立し,フラゴリアの開発を始めたのが約3年前。そして1年半ほど前に自社でサービスを開始したところ,わずか半年でロシアの大手パブリッシャから契約の声がかかったという。さらにブラウザゲームが世界的に注目されている現在では,各国のパブリッシャから引く手あまたの状態だ。フラゴリアはこれまでロシアとドイツで正式に展開し,中国で4回のβテストを実施しているが,今回の日本におけるサービス開始を皮切りに,北米,台湾,香港,フィリピン,マレーシアでも相次いで展開するという。一般的なブラウザゲームよりサービス開始までの開発期間を長く取っていることもそうだが,そのあとのトントン拍子ともいえる展開が,フラゴリアのクオリティの高さを物語っているといえる。

 現在,ロシア市場では基本プレイ無料のブラウザゲームが主流であり,大都市以外のインフラが整備されていないことから,通常のクライアント型のMMORPGは普及しにくい。そういった事情から生まれたフラゴリアだが,MMORPGに必要な要素を詰め込み,美麗なグラフィックスにこだわった結果,ほかのブラウザゲームよりも環境にデリケートな仕様となり,ロシアの郊外地域では若干プレイに支障が出てしまうほどだそうだ。こういった教訓から,本作の高いクオリティを維持するため,フラゴリアを海外展開する際は,必ずその国にサーバーを置くようにしているとSholom氏は付け加える。

■既存のMMORPG要素は2009年内にほぼ網羅
■日本向けに手を加えることも大歓迎

 MMORPGとしてのフラゴリアは,オーソドックスなものを一通り揃えている。スキルを使った戦闘システムに始まり,ダンジョン探索,グループを組んでのボスモンスター討伐といったところはもちろんのこと,ペットシステムやコミュニティとしてのギルド機能,あるいはオークションシステムも存在する。
 うっかりするとブラウザゲームであることを忘れてしまいそうだが,それでもまだまだSholom氏はやりたいことのすべてを再現できていないという。実現できない要素の大半はFlashの仕様に起因するものであり,今後のFlashのバージョンアップに期待するしかないそうだ。

 Sholom氏は「Microsoft Silverlight」にもフラゴリアの可能性を見出しており,それは3Dグラフィックスで表現されるフラゴリアだという。というのも,そもそもフラゴリアに登場するオブジェクトはすべて3Dモデルとして作られており,それを2Dに落とし込んだうえでグラフィックスのブラッシュアップを図っているのである。現在のSilverlightでは,まだまだ納得がいくようなクオリティの3D表現はできないが,将来的にバージョンアップを重ねていけば決して不可能ではないかもしれないと,Sholom氏は期待を込めてコメントした。

 そういった将来的な展望とは別に,向こう1年におけるフラゴリアの具体的なアップデートも決まっている。まず日本では,最新のバージョン3.0を実装した形でサービスが開始される。これは先行しているロシアやドイツと同じバージョンで,日本では最初から充実したコンテンツを楽しめるのだ。
 続いて2009年内に「クラフトシステム」が実装される。これはいわゆる生産システムで,素材を集めてアイテムを作ったり,あるいはアイテムを解体して素材に変換したり……というもの。Sholom氏によれば,このシステムの実装で,既存のMMORPGに存在する代表的な要素は,ほぼ網羅されるとのこと。さらに2010年には,ギルドの存在意義を高めるために「領地戦」「攻城戦」のようなシステムを導入する。すなわち特定領域の占有権をめぐってギルド間で争うわけだが,そこにギルドメンバーが素材を持ち寄って城などの建築物を建てられるというのだから楽しみだ。

 Sholom氏は日本で展開するにあたり,ゲームの根底を覆すようなものではない限り,フラゴリアに大きく手を加えても構わないと考えている。例えば,ロシアではボスモンスター討伐はグループでないと倒せない設定にしているが,ソロプレイを好む人が多い日本では,プレイヤーが一人でもギリギリ倒せるくらいのバランスにすることを考えているそうだ。実際,中国のβテストでは,そういった調整にしてテスターの反応を確かめたりもしている。

 また,どちらかといえば“綺麗”“格好いい”といったフラゴリアのグラフィックスを,日本プレイヤーの好みに合わせて“可愛い”のベクトルに変えていくことも辞さないとのこと。とはいえ,これは今日明日すぐに変更できるものではないし,同じ日本の中でも既存のMMORPGプレイヤーとブラウザゲームプレイヤーでは若干好みの傾向が異なるというデータもあるので,もう少し検討する時間が必要だろう。その上でSholom氏は,現行のフラゴリアにもペットのモーションなど非常に可愛らしい表現があるので,ぜひ実際に確認してほしいと付け加えた。

 さて4Gamerでは,フラゴリアが実際にどういったゲームなのか,引き続きお伝えしていく予定なので,興味のある人はぜひチェックしていただきたい。それでは最後にSholom氏からメッセージをいただいたので,掲載しておこう。

「まずは,日本でサービス展開できるというビッグチャンスを与えてくれた皆さんに感謝します。日本の皆さん,ぜひフラゴリアをプレイしてみてください。ブラウザゲームだから,一度サービスを開始したら開発を止めてしまうのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが,そんなことはありません。私達は,フラゴリアをより綺麗に,より面白くするために,昼も夜も働いていますよ!」(Sholom氏)

http://www.4gamer.net/games/096/G009676/20090908008/
このクオリティはすごいですね。
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